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人生の後半戦に向けて思うこと

  • 執筆者の写真: EK
    EK
  • 2023年2月25日
  • 読了時間: 1分



2023/02/25






暇だったので、また、自分の2度目の恋愛の体験について書いた物語を読み返していて、失ってきた幸せの質量を思い、人生の切なさに胸がひりついた。


基本的に、私は、人間の社会や文明は、昨日より今日、今日より明日、より豊かで幸せになるために、進化しよう、より成熟しよう、として発展してきたと、昔から思っている。

人間個々人の人生も、それと同じだと考えてきた。


だが、人間個々人は、青春期から壮年期を経て、中年期に移行し、やがて老年期になって、死で幕を閉じる。


父を見てきて、父は89で亡くなるまで、頭も身体もしっかりしていたので、そういうものだと思っていたという事情もある。


けれども、この10年弱の母の、加速的な、頭のボケ具合と身体的な衰えを見ていて、正直に言うと、たまに、いったい、人間はなんのために、最晩年期まで生き続ける必要があるのか、考えてしまうことがある。


自分自身は、まだまだ、死ぬまで、ここから挽回して巻き返して、幸せ倍返し人生を送る気満々で、父のように生き抜きたいと思ってはいる。


とはいえ、若い頃の自分の恋愛の物語を読み返していると、なぜ、あんなにも幸せだったものを手放して生きてきたのか、そもそもひどく疑問に思いもする。


人生は、やはり、切ないし、いろんな矛盾や葛藤に溢れている、と感じ入る週末の夜。





 
 
 

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