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SERIES


魅惑の昭和歌謡


​〜その21〜

 


田中昌之の洋楽カバーは天下一品である!

……「Separate Ways」「We’re All Alone」「When a Man Loves a Woman」「Immigrant Song」「Rock and Roll」「Dazed & Confused」「Stairway to Heaven」「Heartbreaker」「Move Over」「Dancing in the Street」「It’s My Life」…etc., from the 1980s up to the present.
 

みなさん、こんにちは〜^^!

ちょっと風邪気味なカワデですが、

今日も、音楽に支えられて、無事生きております。

みなさんも、冬はとくに、ご自愛くださいね。

 

さて、今日はですね、昨夜から、突如、モーレツに書きたくなった上のテーマで、思う存分、語らせて頂こうと思っていますが、

その前にですね、また、お礼のご報告を。

 

この「魅惑の昭和歌謡」連載の目次のページビューが、

もうすぐ、700に到達する勢いでございます。

これまで書いた20本、すべての記事、それぞれのPV数は不詳なのですが、

全部で合計1000は、おそらく、すでに、ヨユーで超えているだろうと思われます。

まだ、グーグル検索に載っていないママなので、ひとえに、

XとFacebookのお友だちのみなさまのおかげでございます。

ほんとうに嬉しいです!

ありがとうございます^^!

ライターにとって、自分の書いたテキストを読んでもらえること、

そして、読後のリアクションを頂けることは、

人生最大の歓びなんです!

生きる糧、宝物そのものなんですよね。

だから、とっても嬉しく、また、有り難く思うのです。

どうぞ、今後とも、末長くお付き合いください^^🎶

 

さて、というわけで、早速、本日のお題にまいりましょう!

 

このひと月半あまり、みなさまもご存知のとおり、

ほとんど狂ったように、来る日も来る日も、

西城秀樹王子ばっかり聴いてきたワタクシですが、

昨晩、久しぶりに、もうひとりのマイ・アイドル、

田中昌之さん=マー坊の、貴重なライヴ音源を聴き返しておりましてね。

「つくづく、マー坊の洋楽カバーは、本家超えてるよな。マジ天下一品!」と、

あらためて強く感じましてね。

「よっしゃア〜! 次はこのテーマで書きまくっちゃるぜ!」と、

ひとりで、ウズウズ、メラメラ、燃え始めまして。

今日は、YouTube上で聴ける貴重な神音源の数々を、

一挙に、お裾分けしちゃいますよ〜🎶

 

 

では、トップバッターはこの曲です!

 

ジャーニーの「Separate Ways」(1983)のカバー。

たしか、この音源は、原曲のヒット直後、1983年頃じゃないかな。

クリスタルキング時代のライヴのなかで、

マー坊が、洋楽ロックのカバーを45分間くらい披露する「ハードロック・コーナー」っていうのをやっていた時代があって、

そこから、奇蹟のように、最近になって発掘された激貴重な音源から抽出された一曲です。

まずは、論より証拠。

聴いてみてくださいっ!

 

https://youtu.be/sun_9SuBndY?si=6qQF92qtGdUsEZzX

 

いかがです?

本家超えてませんか?

私は、ジャーニーの元歌の若干モサいヴォーカルより、

マー坊バージョンのほうがはるかに好みですね〜。

 

 

お次、これいきましょう!

ボズ・スキャッグスの大ヒット曲「We’re All Alone ふたりだけ」(1976)のカバーでーす。

 

https://youtu.be/7dO0twAEEOY?si=h34zrvGgcjyw-RD9

 

 

やはり。

マー坊版のほうが、はるかに爽やかで煌めきがあって、私は大好きですね!

 

 

次はこの「ザ・スタンダード・ナンバー」いっちゃいましょう。

パーシー・スレッジの世界的古典「When a Man Loves a Woman 男が女を愛する時」(1966)です。

どうぞっ!

https://youtu.be/jNin9HOTzIk?si=KQ5RXEWOLN5R9WJC

 

オオおおお〜〜〜!

この後半のラストに向かう盛り上がり具合が圧巻! サイコーですね!

世界中で、実に数多くの、腕に覚えのある歌い手たちがカバーしてきたクラシック・マスターピースですが、

私は、マー坊を超える素晴らしいバージョンに、いまだ、出くわしたことがありません。

本家も含めて。

 

で、ここまで、導入編ということで、

バラエティ、つまり、マー坊の歌の卓越した豊かさの振れ幅を優先して、ご紹介してまいりましたが、

ここからが本番です。

マー坊の敬愛するレッド・ツェッペリンの名曲カバーのレパートリーを、

披露しちゃいましょう。

 

まずは「Immigrant Song 移民の歌」(1970)から。

 

https://youtu.be/u5BI005-hQY?si=JHFjZQaZ1u2jVSKH

 

お次、「Rock and Roll」(1971)を、コメント付き動画でいっちゃいましょう。

(ちなみに、この記録動画音源は、おそらく、1986年頃、

マー坊がクリスタルキングを辞めて、ソロでやっていた頃のものと思われます)。

 

https://youtu.be/pYMQZIJhZvE?si=NMTKtsJwiMCi2TUv

そして、「Dazed & Confused 幻惑されて」(1969)と「Stairway to Heaven 天国への階段」(1971)、

2曲続けて、ディープなの、いっちゃいましょう。

https://youtu.be/NX-GjtkIAcQ?si=_RC-NIiHAAUJsHeG

 

https://youtu.be/8en6pNrClIA?si=RwEOShDBv9wxig5v

 

 

やっぱね、コメント付き動画でも、誰かが同じこと、言ってましたけどね、

マー坊の場合、英語を、音として聴き取る能力と、それを美しく口と舌で再現する能力がね、

ちょっと、日本人歌手では異例に、ずば抜けてるんだと思うんですよね。

だから、いつも、英語の歌が、本家超えレベルに、カッコよく聴こえる、というのもあると思うんですよね。

そして、これも誰かが、YouTubeの何かの動画のコメント欄で指摘していたと思うんですが、

はっきり言っちゃうと、

ロバート・プラントすら超える(と、私は感じる)、

歌の芯の強さ、

声の音の層の分厚さ、

そして、色っぽさ、

妖艶と言っていいレベルのセクシーさがあると、

私も思いますね。

 

 

で、次にご紹介する、

グランド・ファンク・レイルロードの「Heartbreaker」(1970)や、

ジャニス・ジョップリンの「Move Over」(1971)のカバーなんかも、

クライマックス部分や、途中の即興、インプロ部分なんてとくに、

そういう芯の強さ、声の厚み、色気と才覚を、

強く感じさせると思うんですよね。

 

https://youtu.be/Ks_n8o3vQKA?si=AZn2ewG4cY18Jyvh

 

https://youtu.be/UgIF9-2YKXM?si=W0aQ-And99ofv2Cg

 

若い頃の洋楽カバー音源、

ここまで、一曲ずつご紹介してきましたが、

気に入った方は、ぜひ、以下の3つのリンクから、

ライヴハウスでのマー坊「ハードロック・コーナー」全編をとおした音源や、

スタジオ・ライヴの音源で、お楽しみ頂くことを、強くお勧めします。

渋谷ライヴインのほうは、マー坊の当時のステージ・トークも、めっちゃ、面白いです。

スタジオ・ライヴのほうでは、マーヴィン・ゲイの「Dancing in the Street」(1964)とかも、ツイン・ボーカルで、イイ味出してます。

 

https://youtu.be/tWAARxCyzXg?si=S-xGbUITGC-PMsTt

 

https://youtu.be/tGi1wFfxxNk?si=eeHVd87pLy8M8r2G

 

https://youtu.be/fpS1Xfx5y1k?si=jwbgkZ4antqq35QM

 

で、若い頃だけじゃあないんです。

マー坊は、今も現役で歌っていまして、

3ヶ月に1回ペースで、東京でライヴもやっていますし、

2018年には、洋楽カバー・オンリーのアルバムも出しています。

https://ec.tsuku2.jp/sp/items/10812260020410-0001

 

 

で、この中から、オープニング・ナンバーのボンジョヴィ「It’s My Life」(2000)のカバーを、

一緒に聴いてみましょう。

 

https://youtu.be/N2RhBqt_0b8?si=z01Wv5y59zOD8r_S

 

 

いかがです?

ライヴでは、これのアップテンポ版を、よく披露してくれています。

 

 

スタジオ録音されていないのが、めっちゃ、残念なのですが、

近年のライヴで歌っている、

フランク・シナトラの「My Way」(1969)や、

ジュリー・ロンドンのジャズ・クラシック「Misty」(1954)なんかも、素晴らしい。

見事です。

 

 

ライヴと言えば、去年の夏のライヴのアンコールで2曲続けて披露してくれた、

ローリング・ストーンズの「Satisfaction」(1965)、

そして、クリス・ケナーズ原曲で、ウィルソン・ピケットやザ・ウォーカー・ブラザーズらの名カバーで有名な「Land of a Thousand Dances ダンス天国」(1963)が、

ムチャクチャ!!!カッコよくて、サイコーにノリノリでした!

マー坊版は、そもそも録音版がないので、

代わりに、原曲をご紹介しておきましょう。

 

https://youtu.be/NEjkftp7J7I?si=NkmqXLw6SDuAtUNF

 

https://youtu.be/8qz8uq8bT2E?si=GmUgvpnRgcM7JG5n

 

いや〜、70過ぎて、この2曲を続けてアンコールで歌い、

ステージ上で、モンキーダンスまで披露してくれるって、すごくないですか?

パワフルすぎる!

 

さて、最後に。

 

なんか、前回に続き、今回も、

マー坊の歌にばっかりフォーカスしてますけれども、

そもそも、クリスタルキングは、

実は、ぜんぜん、

バンドとして、

あまりに過小評価されていて、

本当は、それなりに耳の肥えた音楽愛好家にとっても、

今でも繰り返し聴くに耐える、

非常に秀逸な楽曲が多いんです。

 

作曲や作詞を外注したナンバーもありますけれど、

基本的には、7人のメンバーのなかに、

ふたり、作曲家がいたんですね。

ひとりは、「大都会」「処女航海」「Church」「SA-SE-BO」「愛をとりもどせ‼︎」「Woman」「駆引き」などを作曲した、ギターの山下三智夫。

もうひとりは、私の最愛のバラード曲「離別学」や「手紙」「獅子座流星群」などを作曲した、キーボードの今給黎博美(「いまきゅうれい」って読みます)。

で、作詞も、ピアノの中村公晴やマー坊やら、メンバーが担当していた曲が多い。

彼らがメジャー・デビューしたのは、1979年。

「大都会」で、ヤマハのポプコンのグランプリを受賞してのことですけれど、

それに先立つ数年間は、

長崎・佐世保の米軍キャンプやディスコ、

その後は博多のディスコやホテル・ラウンジなどで、

いわゆる雇われて演奏するプロの「箱バン」を、

長らくやっていたんです。

で、そもそも、メンバーのほとんどは、まだ10代の頃から、

ツェッペリンをはじめとする、クォリティの高い、ハードロックが大好きで、

聴いて、耳コピでカバーして演っていたんです。

そういう極太のバックボーンというか、

歩んできた歴史の厚みがあるので、

彼らのつくって演奏していたオリジナル曲でも、

自然と、そうした、世界の洋楽ロックの実りを貪欲に吸収して、

新しい音楽を生み出すことになっていたわけです。

 

そんな音楽的な質の高さや厚みを感じさせてくれる楽曲として、

以下に、ふたつ、クリスタルキングの曲と演奏を、ご紹介します。

 

まずは、「獅子座流星群」。

1983年大阪厚生年金会館でのコンサートの貴重な神音源から。

冒頭の1曲目です。

(気に入ったら、ぜひ、フルで最後まで聴いてみてください。

これ、ホント、良いライヴ音源なので)。

 

https://youtu.be/7vx9uvQAsSM?si=8nHkFe75E9SITSlt

 

 

次に、1980年にリリースされた3枚目のシングル「処女航海」。

「ちょっとTOTO風な楽曲」と、マー坊も言ってましたけど、

これ、2枚目の「蜃気楼」より、楽曲としてはよりハイ・クォリティじゃん、と、私は思ったりするわけです。

https://youtu.be/Z2SpGfkn-8Y?si=yxke165ocEUlhmsc

 

 

 

というわけで、長々、最後までお付き合いくださり、

ありがとうございました。

 

マー坊とクリスタルキングの魅力が、少しでも伝えられていたら、

いち音楽愛好家として、嬉しいかぎりです。

 

 

 

 

 

2024/01/05

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マー坊特有の

歌の芯の強さ、

声の音の層の分厚さ、

そして、色っぽさ、

妖艶と言っていいレベルの

セクシーさがあると、

私も思いますね。

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“そもそも、クリスタルキングには、今でも繰り返し聴くに耐える

非常に秀逸な楽曲が多いんです

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